【名言&感想】小川糸「ツバキ文具店」を読むと、心温まり「今」を大切にしようと思える!

ツバキ文具店 読書
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りんごチャン
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小川糸さんの

「 ツバキ文具店」ってどんな作品なの?

みかんマン
みかんマン

本屋大賞ノミネート作!

心温まる日常を描いた作品だよ!

こんにちは、みかんマンです。

小川糸さんの作品「ツバキ文具店」を知っていますか?

2017年の本屋大賞ノミネート作、4位受賞作品で、NHKでドラマ化された話題作です

口コミでは「ここまで心に響くとは…」「この本を抱きしめたくなった」「こういう生活ができたらいいな」といったものがありました

「ツバキ文具店」を読むと

  • 今を大切にしようと思える
  • 「相手の気持ちになって考える」ってこういうことかと思える
  • 心を込めて言葉を伝えたくなる。なんなら手書きの手紙が書きたくなる

鎌倉が舞台で美味しそうな描写がたくさん登場します。実際のお店がいくつも紹介されるので聖地巡礼する人もいるようです。

りんごチャン
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私も光泉の稲荷寿司食べてみたい!

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【名言&感想】小川糸「ツバキ文具店」を読むと、心温まり「今」を大切にしようと思える!

ツバキ文具店」のあらすじを紹介します!

「 ツバキ文具店」ってどんな本?【あらすじ】

ざっくりと内容を紹介すると、

鎌倉で小さな文具店を営むかたわら、手紙の代書を請け負う鳩子。今日も風変わりな依頼が舞い込みます。友人への絶縁状、借金のお断り、天国からの手紙……。身近だからこそ伝えられない依頼者の心に寄り添ううち、仲違いしたまま逝ってしまった祖母への想いに気づいていく。大切な人への想い、「ツバキ文具店」があなたに代わってお届けします。

参考:amazon公式サイト

という感じです。

代書屋」っていう仕事を知っていましたか?私は本書で初めて知りました!

【名言3選】「ツバキ文具店」小川糸

「 ツバキ文具店」を読んで心に刺さった言葉を3つ紹介します

灰色のインク色で、こちら側の控えめな気持ちを表現したかったのだ。けれど、決して悲しい色ではない。雲の向こうには、きっと青空が広がっている。

主人公の鳩子は「代書屋」として様々な手紙を書く依頼を受けます

どの紙を使うか、どのペンを使うか、どのインク、切手…

と、お客さんの人柄や手紙の内容に合わせて「これだ!」と思えるものを徹底的に選びます

正直、「こんなにこだわってるんだ…」と驚くと同時に、「こんなに依頼人のことを思っている」ことをうれしく思いました

私は登場人物に感情移入して物語を読み進めているので、主人国の鳩子のようにこだわり抜いて仕事をすると同時に、鳩子に代書をお願いする依頼人の立場になったかのように感じています

依頼人の立場としては本当にありがたい限りです

インクの色ひとつとっても、相手の立場を考えて思いをのせる。そんな鳩子の仕事へのこだわりが感じられる一場面でした

みかんマン
みかんマン

みかんマンはオレンジ色で書いてもらいたい!

字には、それを書く人の人柄が出ると思い込んでいた。けれど、それは間違いだった。

私も字には人柄が出ると思っていました

繊細な人は繊細な字を書くし、おおざっぱな人は大胆な字を書く

主人公の鳩子もそんな風に考えていました

しかし、「字が書けない」ことがコンプレックスで、悩みに悩んでツバキ文具店を訪れた、心優しいお客さんが登場します

このお客さんがとっても良い人。だけど字は汚い。どう頑張ってもきれいに書けないのです

鳩子は「こういう人のお手伝いをしないで、何が代書屋だと言えるのか」と猛反省(私も猛反省)

鳩子が代書屋として一段レベルアップした場面でした

ちなみに、鳩子が受ける依頼には、年賀状の宛名書きもあれば、かわいいメッセージカードを書く仕事もあり、中には絶交を突きつける絶縁状もあったりと様々です。

色々な依頼人から多様な仕事を受ける中で、鳩子が仕事の幅を広げて成長していく過程も読んでいて面白かったポイントです!

文字のひとつひとつから、愛情という果汁がほとばしっている。そして、その果汁は今も涸かれずに瑞々しさを保っている

著者の小川糸さんの比喩が光る一文です。

年老いた依頼人が、かつて夫からもらった手紙

夫がどんな気持ちで書いていたのか、また、妻がどんな気持ちでその手紙を待っていたか

そんな二人をつなぐ手紙を、こんなに綺麗な表現で表せるのが素敵だなと思いました

主人公の鳩子は代書屋だけあって、数々の手紙が登場します

その度に私たちの想像力を刺激する、著者の小川糸さんの温もりある表現が登場します

読んでいて気持ちが良いです

感想

小川糸さんの「ツバキ文具店」を読んだ感想は、

  • 鳩子の仕事へのこだわりがすごい
  • 今を大切にしたい
  • 鎌倉行きたい

鳩子の仕事へのこだわりがすごい

鳩子の性格からなのか、代書屋という業界では当たり前のことなのか、とにかく鳩子の代書屋としての仕事っぷりがすごいと思いました。

インクの色や使うペン、字体まで徹底的に相手に合わせて選びます

鳩子が依頼人の立場になって考えるからこそできる技ですが、「もし自分が依頼人だったら…」と考えるどころではなく、もはや依頼人に「なる」レベルまで考え抜いて代書をしています

自分はこんな風にこだわり抜いて仕事ができているだろうかと振り返り、反省しました

時にスランプに悩む鳩子はまた人間らしく、読んでいる内に鳩子は尊敬する存在になっていきました

本書では鳩子が書いた手紙が掲載されていますので、読みながら想像しつつも、書体や文体も実際に見ることができます

これがまた多様で面白いのでぜひ見てみてください!

今を大切にしたい

先代から代書屋を引き継いだ鳩子ですが、鳩子は先代との関係について後悔していることがあります

先代は亡くなっているのでもう取り返しがつかないのですが、とある出来事を経て「今を大切にする」ことへ考えをシフトします

ネタバレになってしまうので詳細は書きませんが、最後に登場する「手紙」は鳩子の思いの丈が詰まった感動的なものに仕上がっています

手書きで思いを伝える代書屋の鳩子ならではの方法だったと思いました

鎌倉行きたい

代書屋としての顔をもつ鳩子ですが、この作品の魅力は仕事の場面だけではありません

鳩子とご近所さんとの付き合いが描かれる日常がまた良い味を出していて心温まります

バーバラ夫人、男爵、QPちゃんなど、名前だけでなく中身も個性的な登場人物と過ごす日常は、決して大事件が起きる訳ではありませんが、ほんわかとしていて「いいな〜」と思えるものです

随所に登場する鎌倉のお店がまた魅力的で、実際にあるお店だというから私も行きたくなります

若者に人気のカレー屋さん「オクシモロン」、男爵が買って来てくれる「光泉」の稲荷寿司など、美味しいんだろうなぁと思いながら読んでいました…

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最後に

小川糸さんの「ツバキ文具店」は代書屋の主人公が過ごす、心温まる日常を描いた作品です

柔らかい文体でとても読みやすく、読書初心者にもおすすめします!

私は続編の小説「キラキラ共和国」も読みたくなりましたし、

ツバキ文具店の鎌倉案内」というエッセイ本も刊行されているのでめちゃくちゃ気になっています

これを片手に鎌倉を旅してみたいなと思いました!

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ちなみに、小川糸さんの別の作品では、「ライオンのおやつ」もおすすめです

別記事「あなたが最後に食べたいおやつは?【書評】小川糸「ライオンのおやつ」を読んで当たり前の日常が輝く!」でも紹介していますのでぜひお読みください

今回の紹介は以上です、最後までお読みいただきありがとうございました!

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