
小説読んで感動したいな〜♪

そんなりんごチャンに心動く1冊を紹介するよ!
こんにちは、みかんマンです。
瀬尾まいこさんの「そして、バトンは渡された」を読みました。
2019年の本屋大賞受賞作です。
個人的ベスト10に入る大好きな小説の1つです。
- 心温まる感動的な小説が読みたい
- 料理、ピアノが好き
- 家族と離れて暮らしたことがある
- 本屋大賞受賞作が読みたい
- 映画の原作が読みたい
という人にぜひ読んでもらいたい一冊です。
「そして、バトンは渡された」ってどんな本?【概要】

「そして、バトンは渡された」は2019年に単行本、2020年に文庫本が発売されました。
単行本は全372ページ。文庫本は全425ページ。
【4時間】ぐらいはかかるかと思います。
私は2日かけて読み切りました。
ざっくりと内容を紹介すると、
- 主人公の森宮優子は、幼い頃に母親を亡くし、父とも海外赴任を機に別れ、継母と暮らす。
- その後も大人の都合に振り回され、高校生の今は二十歳しか離れていない〝父〟と暮らす。
- 血の繋がらない親の間をリレーされながらも、出逢う家族皆に愛情を注がれてきたが…。
- タイトルの本当の意味は…。
という感じです。

最後まで読むとタイトルの意味がわかるよ!
著者の「瀬尾まいこ」さんってどんな人?
著者の「瀬尾まいこ」さんについて紹介です。
- 1974年、大阪生まれ。
- 作家デビュー前は国語教師として働いた
- 2001年に「卵の緒」で坊っちゃん文学賞大賞を受賞し作家デビュー
- 「天国はまだ遠く」「あと少し、もう少し」など著書多数
教師経験を生かした日常やティーンエイジャーの描写が光ります。
「あと少し、もう少し」はアツく感動できる青春小説です。こちらも読んでもらえるとうれしいです。
「そして、バトンは渡された」における著者の主張は?
「そして、バトンは渡された」では、
- 血の繋がりではない、親子の温かさ
- 料理を通じた愛情
が描かれます。
血の繋がりではない、親子の温かさ
登場人物の優子は、名字が何度も変わります。
一緒に暮らす父親のことを「森宮さん」とさん付けで呼ぶ間柄。
そこに血の繋がりはありません。
優子なりに気を遣いながら生活しています。
そして不器用な森宮さんは、森宮さんなりに「普通の父親だったら」と、
色んな手助けをしてくれます。

森宮さんとのやり取りがコミカルで微笑ましいよ!
森宮さんは「父親比べ選手権があったら最下位」だなんて言うのですが、
優子にはちゃんと森宮さんからの愛情は伝わっています。
様々な家族の形を経験した優子の素直さにも心温まります。
料理を通じた愛情

これは瀬尾まいこさんがメインで伝えたい部分ではないかもしれません。
みかんマン的に印象的だったので紹介です。
森宮さんは「子どもに栄養をつけさせるのは親の務め」と言って
実際に料理の描写がいくつも登場します。
例えば、みなさんは高校3年生の始業式の日の朝、
子どもに何を作ろうと思いますか?
卵焼き?
サンドイッチ?

森宮さんが作るのは「カツ丼」です。

朝からカツ丼は重いよ〜
始業式の朝からカツ丼…!これが森宮さんなりの愛情表現なのです。
他にも、オムレツや餃子にそうめん、
様々な場面で森宮さんの料理が登場し、ほっこりさせてくれます。
私自身、食べてくれる相手がいるからこそ
「何を食べたら喜んでくれるかな」と考えて料理を頑張ろうと思えます。
森宮さんは言います
自分以外の誰かの分を用意するとき、家族ができたんだなと実感するよな
超分かります。

みかんマンもりんごチャンに料理作るよ!
今回の紹介は以上です。
- 心温まる感動的な小説が読みたい
- 料理、ピアノが好き
- 家族と離れて暮らしたことがある
- 本屋大賞受賞作が読みたい
- 映画の原作が読みたい
こんな人におすすめの小説なので、興味をもたれた方は読んでもらえるとうれしいです。