
子どもがスマホばかり見てる…
「スマホ依存」って言葉が気になる〜
そういえばSNSばかり使ってるな〜
スマホがないと不安!

あのスティーブ・ジョブズは子どからiPadを遠ざけてたんだって!

え、iPhoneとかiPadとか真っ先に使わせそうなのに…
なんで?

スマホの悪影響を恐れたから…
詳しくはこの本が教えてくれるよ!
こんにちは、みかんマンです。
「スマホ脳」を読みました。60万部超え、2021年に一番売れた本として話題の1冊です。
電車でスマホ。カフェでスマホ。リビングでスマホ。トイレ、お風呂でスマホを使う人もいます。そんな「スマホ使い続けると、どんな影響があるか」知っていますか?
この本を読むと
- スマホがどんな「悪」影響を及ぼすか科学的根拠をもとにわかる!
- 具体的な解決策がわかる!
帯に書かれている内容を少し紹介すると
- IT企業のトップは子供にスマホを与えない
- SNSが女子に自信を失わせている
- ツイッターに隠された「依存」の仕掛け
- 幼児にタブレット学習は向かない
- 集中力を取り戻す具体的な手段
私はこの本を読んで、
寝る前にスマホの電源を切って寝室に置かない
目覚まし時計を買う
週に3回運動する
これらを実践しています
スマホとの付き合い方を見直すことで、あなたが健康に生きる手助けとなる1冊です
【名言5選】「スマホ脳」ジョブズはわが子になぜiPadを触らせなかったのか?

「スマホ『脳』」というタイトルの通り、この本は「脳」の働きと「スマホ」がどんな関係なのか教えてくれます。
1 「かもしれない」が大好きな脳
「何に集中するか」を決める脳の物質ドーパミン。人間の原動力。
面白いのは、ドーパミンの量が増えるのは、ご飯を食べている最中よりも「お腹が空いて目の前にある食べ物を見ているとき」という事実。
こんなドーパミンの働きが高まるのは、脳が「〜かもしれない」と期待をもっているとき。
スマホの着信が鳴ると、新しい情報を得られる「かもしれない」
実際、さっきの食事の例と同じで、スマホでメールをチェックしているときよりも、「着信が聞こえたとき」の方がドーパミンの量が増えます。大事「かもしれない」から「ちょっとだけ」と何度もスマホを手に取る。これを頻繁にやってちゃう私たち。
著者は「人間に組み込まれた不確かな結果への偏愛」と表現しています。
SNSの開発者は、この脳の仕組みを本気で研究しています。FacebookやTwitterで「いいね」がつく「かもしれない」と思って何度もスマホ見てしまうこと、ありませんか?
開発者ほどこの危険性をわかっています。
Facebookの「いいね」機能の開発者は「後になってから思ってもみないような悪影響を与えることに気づく」
アップル社の幹部は「僕たちはいったい何を創ってしまったんだろう」と発言しています
2 私たちは一度に一つのことにしか集中できない
テレビを見ながらメールをチェックしてCMの合間に返信。CM明けたらまたドラマを見る。一見、「同時に複数のことをやっている」と思いますよね?
研究によると、同時に複数をこなす(と思っている)人ほど、「集中力が低い」結果が出ています。
私たちが頭を切り替えて色々やっていると思っていても、脳は次の行動に移って集中し始めるまでに時間がかかります。
私はテレビを見ながらブログを書き、本を読み直してツイッターをチェックしてまたブログに戻る、なんてことをしています。
まさに本書で語られる「集中力が下がり、作業効率が落ちる」状況をつくっていました。
あなたはスマホに気を取られず一つのことに集中する時間、確保できていますか?
3 ポケットにしまうぐらいでは抑えられない

一つのことに集中するために、スマホはポケットにイン!

そんなに単純に解決できる話ではないんだよ
次の条件で集中力のテストをしました
一方は、スマホをサイレントモードでポケットにイン。もう一方は、スマホを別室に置く
結果は「スマホを別室に置いた」方が良い成績でした
私はこのエピソードに一番衝撃を受けました。「え、スマホ使ってないのに?」って。
本書ではさらに別の研究結果も紹介されますが読めば読むほど「スマホの存在そのものが集中力を奪う」ことが明らかになっていきます
4 社交生活の「代わりに」SNSを利用する人たちは、精神状態が悪くなる

スマホを使う人すべてに悪影響があるわけではありません。SNSを頻繁に利用する人でも、「SNS以外の場所」でしっかりと他の人から支えられている人は「良い影響を受ける」ことも紹介されます
研究によると、精神状態が悪く自信もあまりない人がSNSを使いすぎると、「もっと精神状態が悪くなったり、自信を失ったりする」危険性があることがわかりました。
著者は「自分を他人と比較しがち」な「思春期の女子」こそ悪影響を受けるリスクが高いと言います。
5 ほんの少しの運動でもいい
運動することで、心だけでなく、すべての知的能力が向上する
その効果が認められ、あるスウェーデンの学校では授業前に15〜20分程度の運動を取り入れたことで学力が向上しました
また、5分程度のストレッチを行うだけでも集中力がアップしたという報告もありました
研究によると、6ヶ月に52時間の運動が効果的という結果が出ました。つまり、1週間あたり2時間の運動で頭の回転が速くなるということです

どんな運動がいいの?

どんな運動でも効果があるよ!
散歩、ヨガ、筋トレ、ランニングなど、あらゆる運動で効果があったそうです。
私は運動をサボりがちになっていたので、体重を落とすためにも頭の回転を速くするためにも再び運動の習慣を取り入れようと思いました
要約&感想

簡単にまとめると
- スマホは集中力や記憶力を低下させる
- 影響は人それぞれ。しかし精神状態が悪い人ほど悪影響を受けやすい
- スマホは「存在するだけ」で悪影響。電源切って別室に置くべし
- デジタルデトックスで精神状態が回復する
- 運動はなんでも効果的
個人的には「スマホがそこにあるだけで集中力が下がる」ことが印象的でした
なんとなく「使いすぎは良くないよなー」と軽く考えていました
実際に研究結果を読むと、ここまで記憶力や集中力を奪う威力があるとは…
どれも身近な内容で気づきがたくさんありました
スマホを「賢く使う」ヒントになること間違いなしです
さらに脳の働きについて知りたい人は同著者の「最強脳」をどうぞ!
今回の紹介は以上です
興味をもたれた方はぜひ読んでもらえるとうれしいです!


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