

りんごチャン、「夢はある?」って聞かれたらなんて答える?

小さい頃は「お花屋さん」今の仕事は満足しているというか、普通に続けてるって感じかな〜♪

今回紹介する池井戸潤さんの「下町ロケット」には夢があるよ!夢、目標って、力の源だよね。
「普通」に続けてる仕事にも輝きをくれるはず!
ちなみにみかんマンは「超(スーパー)サイヤ人」になりたかったよ!修行もした。
でもなれなかった…
こんにちは、みかんマンです。
突然ですが、あなたは夢をもって仕事に取り組めていますか?
もし「やれてない…」と思った人は、今回紹介する「下町ロケット」を読むと感情を揺さぶられること間違いなしです。私もぐらぐらと揺さぶられた側の一人です
口コミでは「仕事に前向きになれる」「自分も充実した感情でいれる仕事がしたい」「夢をもつことにこだわっていきたい」といったものがありました
ドラマ化されたので知っている人も多いかと思います
「下町ロケット」の魅力は
- 夢をもってあがき続けるがむしゃらさを感じられるストーリー
- 主人公以外のキャラクターもカッコいい!(特にトノ)
- スカッとした気持ちになれる

読書は毎日の習慣!年間100冊以上!
「読書で人生の選択肢を増やす」がモットーのみかんマンが書いています。
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読書の「技術」も紹介しています!
夢は見るものじゃない、叶えるもの。「下町ロケット」池井戸潤

「 下町ロケット」ってどんな本?【あらすじ】
主人公の佃航平には「ロケットを飛ばしたい」という夢があります。もちろん簡単に叶うことではありませんが、中小企業の立場で何ができるのか、研究者から経営者に立場が変わった中、いかに主人公の佃が夢を追いかけていくかがこの物語の中心です。
「お前には夢があるのか? オレにはある」
研究者の道をあきらめ、家業の町工場・佃製作所を継いだ佃航平は、製品開発で業績を伸ばしていた。そんなある日、商売敵の大手メーカーから理不尽な特許侵害で訴えられる。
圧倒的な形勢不利の中で取引先を失い、資金繰りに窮する佃製作所。創業以来のピンチに、国産ロケットを開発する巨大企業・帝国重工が、佃製作所が有するある部品の特許技術に食指を伸ばしてきた。
特許を売れば窮地を脱することができる。だが、その技術には、佃の夢が詰まっていた――。男たちの矜恃が激突する感動のエンターテインメント長編!
第145回直木賞受賞作。
Amazon公式サイトより
池井戸潤さんってどんな人?
著者の池井戸潤さんについて紹介します
- 1988年に三菱銀行(当時)に入行。32歳で退職。
- 1998年「果つる底なき」で第44回江戸川乱歩賞を受賞、作家デビュー。
- 2011年「下町ロケット」で直木賞受賞。
- 他にも「半沢直樹シリーズ(オレたちバブル入行組)」「空飛ぶタイヤ」「七つの会議」など幅広いジャンルのエンタメ作品に挑戦

ドラマ化、映画化された作品もたくさんあるね!
「下町ロケット」の感想

「下町ロケット」を読んだ感想を一言で言うと「不屈の精神すごい!」でした!

めげない!
夢をもつことだけなら簡単かもしれません。
でも、難しいのは、夢を叶えるために「行動し続ける」ことだと思います。
私も、働き始めたときに描いていた夢を忘れていたように思います。確かに夢と現実は違っていました
しかし「下町ロケット」を読むと、忘れかけていた「芯」の部分に火をつけられたような感覚になりました。「もういっちょ頑張ってみるか!」と行動するためのエネルギーをもらえる爽やかな読後感で、早く続編も読んでみたいと思いました!
特に登場人物の「トノ」こと殿村さんがカッコよくて、続編でまた会えると思うと楽しみです。
トノの魅力については以下でお伝えします!
登場人物「トノ」(殿村直弘)が下町ロケットをより魅力的な作品に!

「下町ロケット」を語る上で欠かせない存在である「トノ」こと殿村直弘。私は「トノ」がいたから下町ロケットが好きになったと言っても過言ではありません!
殿村は主人公である佃の製作所に銀行から出向している経理部長。出向している立場なので、控えめなところがあります

なんで欠かせない存在なの?

ここぞという場面でバシッと意見を言ってくれるんだ!
たとえば、中小企業である佃製作所が大企業からテストされる場面で、佃製作所の社員はコテンパンにやられて気落ちしてしまいます。
そんなときにトノは言います
私は銀行員としていままで数千の会社を見てきました。その目から見ても、佃製作所は立派な会社なんです。赤字は長くは続きません。そんなことは誰にも一目瞭然のはずです
この言葉で社員の雰囲気が変わります。普段は控えめな印象をもっている社員はぽかんとしている者さえいます
そこで、さらにトノは覚悟をもって言います
今回のテストは、帝国重工(大企業)がウチを評価するだけではなく、ウチだってテストを通して帝国重工を評価する機会なんですよ。もし、担当者の曲解がまかり通って、正確に評価できないような会社であれば、そんなところとは付き合わないほうがいい。
今まで距離を感じていた社員もバシッと意見を言ってくれるトノに「あんた、いい人だな、殿村さん」と思わずぽつり。気恥ずかしく思ったトノは締めます
とにかく、ウチはいい会社なんです。私がいいたいのはそれだけです。元銀行員を信用してください。
佃社長ははっとします。出向しているとはいえ、「元」銀行員であって、今は立派な佃製作所の社員だと。

この後もトノは大企業を相手にバシッと言うのがアツい!
「下町ロケット」には胸が熱くなる展開がいくつかありますが、私の中ではトノの存在がナンバーワンん。きっと読了後にトノファンになった人は多いと思います。
最後に

池井戸潤さんの「下町ロケット」は、夢と現実のギャップに苦しみもがく主人公が、いかに光をつかむかを描いたアツい物語です。
絶対に自信をもっておすすめできる1冊なので、まだ読んだことのない人はぜひこれを機に読んでもられる嬉しいです!
今回の紹介は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました!