
春におすすめの小説ないかな〜?

春はスタートの季節。前向きな気持ちになれる小説を紹介するよ!
こんにちは、みかんマンです。
西加奈子さんの「さくら」を読みました。
個人的ベスト10に入る大好きな小説の1つです。
- 春の読書におすすめの小説を知りたい
- 前向きな気持ちになりたい
- 笑えて感動する小説が読みたい
- 犬が好き
という人にぜひ読んでもらいたい一冊です。
「さくら」ってどんな本?【概要】
「さくら」は2005年に単行本、2007年に文庫本が発売された本です。
文庫本は全402ページ。【4時間半】ぐらいはかかるかと思います。
私は2日かけて読み切りました。
ざっくりと内容を紹介すると、
- 「サクラ」は飼い犬の名前
- 家族愛がテーマ
- 兄の死をきっかけに家族がバラバラに
- 幼少期から振り返り、現在をどう乗り越えるか…!
- 「サクラ」がかわいい
という感じです。

ヒーローだった兄、「サクラ」との出会い。
「サクラ」が見せる反応、言葉がクスリと笑わせてくれます。
幼少期のエピソードも面白いのですが、兄の死というズシリと重いお話もあります。
それをいかに乗り越えていくか、終盤は疾走感あるクライマックスを迎えます。

犬の「サクラ」がかわいい!
著者の「西加奈子」さんってどんな人?
著者の「西加奈子」さんについて紹介です。
- 1977(昭和52)年、 イランのテヘラン生れ。 エジプトのカイロ、 大阪で育つ
- 2004(平成16)年に『あおい』でデビュー
- 本屋大賞ノミネート作「夜が明ける」や直木賞「サラバ!」など著書20冊以上
- 大のプロレスファン
「夜が明ける」も生きる勇気をくれる小説です。
こちらも紹介していますので、読んでもらえるとうれしいです。
「サクラ」における著者の主張は?
「さくら」では、
- 「苦しさ」と「幸せ」
- 「人生」に主体的に向き合う
が描かれます。
「苦しさ」と「幸せ」
美形の兄は弟、妹にとってまさに憧れの存在。
スーパーマンのような兄がいた家族は「幸せ」いっぱい。
そんな兄が亡くなり、母は肥大化。父は家を出てしまう。妹は内にこもる。
まさに「苦しさ」の絶頂期を迎えます。
「サクラ」の言葉は直接家族には届きませんが、いつもそばで見守ってきました。
この家族がいかに「幸せ」の形を見つけていくかが見どころです。

「人生」に主体的に向き合う
「さくら」には様々な比喩が登場します。
その一つに「ボール」があります。
運命への向き合い方が、神様が投げる「ボール」として表現されます。
ネタバレになるので詳細は書きませんが、この「ボール」の捉え方が兄弟で異なります。
具体的な内容は「さくら」を読んで体感してみてください。

「サクラ」のボールの捉え方もかわいいよ!
今回の紹介は以上です。
- 春の読書におすすめの小説を知りたい
- 前向きな気持ちになりたい
- 笑えて感動する小説が読みたい
- 犬が好き
こんな人におすすめの小説なので、興味をもたれた方は読んでもらえるとうれしいです。