あなたが最後に食べたいおやつは?【書評】小川糸「ライオンのおやつ」を読んで当たり前の日常が輝く!

読書
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りんごチャン
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スッキリした気持ちになれる小説ないかな〜♪

みかんマン
みかんマン

そんなりんごチャンに心温まる1冊を紹介するよ!

こんにちは、みかんマンです。

小川糸さんの「ライオンのおやつ」を読みました。

2020年の本屋大賞2位受賞作です。

ドラマ化もされました。

ちなみに2020年の本屋大賞は凪ゆうさんの「流浪の月」

比喩表現が美しく、とっても読みやすい1冊なのでこちらも読んでもらえるとうれしいです。

ライオンのおやつ」は個人的ベスト10に入るお気に入りの小説の1つです。

  • 心温まる感動的な小説が読みたい
  • おやつ大好き
  • 医療従事者
  • 本屋大賞ノミネート作品が読みたい
  • ドラマの原作が読みたい

という人にぜひ読んでもらいたい一冊です。

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「ライオンのおやつ」ってどんな本?【概要】

ライオンのおやつ」は2019年に発売されました。

単行本は全255ページ。【3時間】ぐらいはかかるかと思います。

私は2日かけて読み切りました。

ざっくりと内容を紹介すると、

  • 「ライオンの家」は、とある美しい島にあるホスピスの名前。
  • 余命宣告を受けたさまざまな人たちが集い、人生の最後の日々を送っている
  • 主人公の雫(29)が「ライオンの家」にやってくる日から、物語は始まる
  • 「ライオンの家」では、入居者が自分の思い出のおやつをリクエストできるティータイム「おやつの時間」があるのだが、雫はリクエストしたいおやつを決められずにいる。
  • 雫は人生最後の特別な時間に、何を見つけ、そして何を残すのか

という感じです。

みかんマン
みかんマン

みかんマンが最後に食べたいおやつはもちろん「みかん」!

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著者の「小川糸」さんってどんな人?

著者の「小川糸おがわいと」さんについて紹介です。

  • 1973年生まれ
  • デビュー作 『食堂かたつむり』は映画化され、イタリアのバンカレッラ賞、フランスのウジェニー・ブラジエ賞を受賞した
  • 『つるかめ助産院』『ツバキ文具店』がNHKでテレビドラマ化された
  • 『ツバキ文具店』と、その続編となる『キラキラ共和国』は、日本全国の書店員が主催する「本屋大賞」候補作となった
  • 作品は英語、韓国語、中国語、フランス語、スペイン語、そしてイタリア語など様々な言語に翻訳され出版されている

ちなみに「ツバキ文具店」は鎌倉を舞台にした2017年本屋大賞4位受賞作です。

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「ライオンのおやつ」における著者の主張は?

ライオンのおやつ」では、

  • 当たり前の日常のありがたみ
  • 死とどう向き合うか

が描かれます。

当たり前の日常のありがたみ

主人公の雫をはじめ、登場人物は余命宣告された人たちです。

最期の時間をどのように過ごすか。

食べて、笑って、寝て、起きる。

当たり前の毎日が、朝を迎えられることがとても幸せに思えます。

主人公は言います

バナナの美しさに気づいたのも、体の自由が以前ほど利かなくなってからだ。

「時間は有限」

意識すると、なんでもない毎日が形を変えます。

りんごチャン
りんごチャン

当たり前のことが当たり前にできるのって、当たり前じゃないんだね!

死とどう向き合うか

改めて「死」について考えることってなかなかありません。

誰にでも訪れるからこそ、普段意識することがないというか。

でも、この本を読むと、自分はどんな最期を迎えたいかな、自分なら最期を迎えるときに

どんなおやつを食べたいかな、って考えました。

ちなみにみかんマンの中の人の好きなおやつは

「スコーン(バーベキュー味)」です。

これが死ぬ前のおやつでいいんだろうか…

答えはまだ出ません!

みなさんが人生の最期に食べたい“おやつ”はなんですか?

最期に、主人公の言葉で印象的だったものを紹介します

一日、一日を、ちゃんと生ききること。どうせもう人生は終わるのだからと投げやりになるのではなく、最期まで人生を味わい尽くすこと。

今回の紹介は以上です。

  • 心温まる感動的な小説が読みたい
  • おやつ大好き
  • 医療従事者
  • 本屋大賞ノミネート作品が読みたい
  • ドラマの原作が読みたい

こんな人におすすめの小説なので、興味をもたれた方は読んでもらえるとうれしいです。

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