

中村文則さんの
「 去年の冬、きみと別れ」ってどんな作品なの?

本屋大賞ノミネート作!
おっかなびっくりなミステリー作品だよ!
こんにちは、みかんマンです。
中村文則さんの「去年の冬、きみと別れ」を知っていますか?
2014年の本屋大賞ノミネート作、10位受賞作品で、2018年に映画化された話題作です
口コミでは「これまでにない純文学的なミステリ」「描写が素晴らしい」「読み応えのある作品」といったものがありました
「去年の冬、きみと別れ」の魅力は
- 驚きのラスト
- 文章構成が光る
- 一気読みして騙される!
190ページほどなので約2時間で読み終えました
著者の中村文則さんは『自分の文体で、読み始めてすぐ惹きこまれる物語を、一気読みできる分量で書く』と宣言しており、本当にその通りの作品だと思いました!
分量が少ないので私は軽い気持ちで読み始めたんですが、展開にびっくりすること間違いなしの作品です!

まさかまさかの展開が…!
【ミステリー×純文学】狂気に戦慄「去年の冬、きみと別れ」中村文則

「去年の冬、きみと別れ」のあらすじを紹介します!
「 去年の冬、きみと別れ」ってどんな本?【あらすじ】
あらすじを紹介します
「僕はあなたについての本を書くと決めたのです」
ライターの「僕」は、ある猟奇殺人事件の被告に面会に行く。被告の素顔をあぶり出し、ノンフィクション作品として刊行することを出版社から依頼されたからだ。
被告の職業はカメラマン。彼は、二人の女性を殺した容疑で逮捕され、死刑判決を受けている。だが、何かがおかしい。調べを進めるほど、事件への違和感は強まる。そして、関係者たちの精神的な歪みが「僕」をのみ込んでいく。
彼は一体なぜ、女たちを殺したのか? それは本当に殺人だったのか?
何かを隠し続ける被告、男の人生を破滅に導いてしまう被告の姉、大切な誰かを失くした人たちが群がる人形師。それぞれの狂気が暴走し、事件は混迷の度合いを深めていく。
事件の真相に分け入った時に見えてきたもの、それは――?
参考:amazon公式サイト
登場人物みんな怪しさがあって、狂気と狂気がぶつかり合います!
中村文則さんってどんな人?
著者の中村文則さんについて紹介します
- 小さい頃はほとんど本を読まず、読書感想文が好きではなかった
- 2002年「銃」で第34回新潮新人賞を受賞しデビュー。
- 2005年『土の中の子供』で第133回芥川龍之介賞を受賞
- 2010年、『掏摸<スリ>』で第4回大江健三郎賞を受賞。
- 『悪と仮面のルール』の英訳(EVIL AND THE MASK)はウォール・ストリート・ジャーナル紙の2013年のベストミステリーの10作品に選ばれた。
権威ある賞を受賞している、日本だけでなく世界で愛される作家さんです!
文章構成が光る

「去年の冬、きみと別れ」の魅力の一つは、その文章構成にあります
死刑囚の被告人に、ライターの「僕」が面会に行って直接話を聞く場面
被告人と手紙のやり取りをする場面
資料を読む場面
被告人の関係者に話を聞きに行く場面
これらの場面が意図的に配置され、場面を切り替えています
「僕」は本を書くために被告人の内面を明らかにしていきたいので、読み進めると少しずつ被告人の内面がわかってきます
しかし
明らかになるのはそれだけではないんです…
明らかに被告人の関係者がおかしい…
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、狂気じみてくる展開にハラハラします
読んでいる最中よりも、読み終わってから「すごい」と感じる構成でした!
驚きのラスト
最後の最後まで「えっ!」って展開が待っています
思わずもう一度読み返したくなります
短時間で読める量なのにきちんと伏線回収がされているので、不完全燃焼感はありません
そういう意味ではスッキリと読み終えることができます
(登場人物の行動をどう受け止めるかはあなた次第ですが…)
ミステリなので詳しいことが書けないのがもどかしいのですが、本当に最初から仕掛けられています
タイトルすらヒントになっています。ぜひ「そういうことだったのか!」という快感を味わってほしいです!
感想
「去年の冬、きみと別れ」は「一気読み」できて「再読」したくなる作品です
純文学といっても堅苦しい訳ではなく会話も多く、私はちょっと構えていたんですが、意外とすらすら読めました
入念に練られたミステリを楽しみつつも、登場人物の狂気にヒヤリとする…
刺激が欲しい人におすすめの1冊です!
読んだ後ならわかりますが「映像化不可能」な作品だと思いました
しかし、物語の核となる部分は変えずに映画化されています!

今回の紹介は以上です、最後までお読みいただきありがとうございました!
読書のお供に何を飲む?
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最後までお読みいただきありがとうございました!