【名言3選&感想】本屋対象ノミネート「 i 」西加奈子

西加奈子のiを読んで名言を紹介する 読書
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りんごチャン
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西加奈子さんの

「 i (アイ)」ってどんな作品なの?

みかんマン
みかんマン

本屋大賞ノミネート作!

メッセージ性の強い作品だよ!

こんにちは、みかんマンです。

西加奈子さんの作品「i(アイ)」を知っていますか?

こちらは2016年に刊行された西加奈子さんの作品です。

2017年の本屋大賞ノミネート作、「アメトーーク」の読書芸人では光浦靖子さんと又吉直樹さん2名がおすすめの作品として紹介するなど話題の作品です。

口コミでは「西加奈子さんらしい」「圧倒された」「今置かれている立場を考えさせられる」といったものがありました

「 i 」を読むと

  • 自分自身のあり方を振り返ることができる
  • 多様性について考えさせられる
  • 心に響く言葉に出会える

タイトルの「 i (アイ)」の意味にあるように、「私」「愛」についてのメッセージ性が強い作品です。私は一気読みしましたが、とても心に残る作品で読む価値ありです!

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【名言3選&感想】本屋対象ノミネート「 i 」西加奈子

西加奈子「i」名言紹介

あらすじから紹介します!

「 i 」ってどんな本?【あらすじ

ざっくりと内容を紹介すると、

アメリカ人の父と日本人の母のもとへ、養子としてやってきたアイ。

内戦、テロ、地震、貧困……世界には悲しいニュースがあふれている。

なのに、自分は恵まれた生活を送っている。

そのことを思うと、アイはなんだか苦しくなるが、どうしたらいいかわからない。

けれど、やがてアイは、親友と出会い、愛する人と家族になり、ひとりの女性として自らの手で扉を開ける――

たとえ理解できなくても、愛することはできる。

世界を変えられないとしても、想うことはできる。

西加奈子の渾身の叫びに、深く心を揺さぶられる長編小説。

参考:amazon公式サイト

という感じです。

【名言3選】「 i 」西加奈子

「 i 」を読むと、心に刺さる言葉がたくさんありました。

その中でも3つに絞って紹介します!

誰かのことを思って苦しいのなら、どれだけ自分が非力でも苦しむべきだと、私は思う。その苦しみを、大切にすべきだって。

主人公のアイの親友、ミナの言葉です。物語中では離れて暮らすことになる2人ですが、画面越しからでもアイを思う気持ちが強く言葉に表れている場面だと感じました。

加えて親友のミナは、「その苦しみごと、アイがそこにいてくれたらそれでいいんだ」と言います

ミナがすごく頼もしいんですよね。「寄り添う」ってこういうことなのかなって考えさせられました

想像でしかないけれど、それに実際の力はないかもしれないけれど、想像するってことは心を、思いを寄せることだと思う

こちらは主人公アイの言葉

主人公のアイは自分の生まれや養子という立場、そして世界中で起こる悲劇に心を痛め、悩みます

不自由なく生活している現状に申し訳なさを感じながら生きています

どのくらい悩むかというと、アイは日本で地震を経験することで、自分も被害者になれたことを大事にしたいと思い、両親や親友のミナの懇願を断ってまで日本に残る選択をします。

後に「そんな考えは傲慢だった」と自分を責めることになりますが、そんな風に思い悩み、苦しんで考え続けてきたアイ。

ミナや家族、様々な出会いや実体験を通して、「渦中にいなくても、苦しんでいい」という結論にたどり着くことができました

「想像するってことは心を、思いを寄せることだと思う」という部分は、私もずっと心に留めておきたいなと思いました。

誰に否定されても、やはり自身で信じられない瞬間があっても、それはあるのだ。ずっと。これからも、絶対に存在し続けるのだ。絶対に。

主人公、アイの心からあふれる言葉。クライマックスを迎える場面なので、ここに至るまでの過程あってこその言葉です。

先ほども紹介したように、ここに至るまでにアイは様々な苦しみを抱えて、乗り越えてきます。自分自身のアイデンティティを見つめ続けてきました。

そして私自身、読者としてともにアイを見つめてきたからこそ、心に刺さる場面でした。ぜひ本書を読んであなた自身でたどり着いてほしい場面です。

感想

西加奈子さんの「 i 」を読んだ感想は、

主人公のアイが自分自身を探す物語。アイデンティティを求め続けて、出会い、悩み、苦しみ、もがきながら光を見出す、目を背けたくなるような現実もあるし、孤独を感じることはあるけれど、決して自分は一人じゃない。

そんなことを考えました

私とアイとはあまりにも環境は違うけれど、西加奈子さんの筆力がそうさせるのか、没入して読んでいました。

まるでアイの追体験をしているような感覚でした

りんごチャン
りんごチャン

それが小説の良いところ!

主人公と同じように現実の過酷さを意識しつつも、ミナの助けをもらいながら「自分はこれでいいんだ」って感覚を覚えながら読み終えました。

友人や家族、周りの人は大切だけれど、まず「自分」あってこそだなって、当たり前のことかもしれませんが、まずは自分を大切にしたいと思える作品でした。

みかんマン
みかんマン

自分を大切にできるからこそ、相手を大切にできるよね!

ちなみに、文庫本の最後には西加奈子さんと又吉直樹さんの対談が収録されていて、物語の種明かし的な内容が入っています。

自分が感じたことと、西加奈子さんがどんな思いでこの作品を制作したのかを比べながら、納得したり発見があったりして面白かったです。(設定に関するネタバレが含まれるので、読了後に読むのがおすすめ!)

又吉さんの言うように、「読む時代、時代で感じ方が違うと思う」と思いますし、ずっと読まれる作品だと思いました。

興味をもった「今」こそが「読みどき」だと思います!

西加奈子さんの作品は「さくら」も大好きで、別記事の、

読まなきゃ損!春・スタートの季節にオススメの本10選!でも紹介しています

今回の紹介は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました!

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