読まず嫌いを後悔!ほのぼのand真剣「舟を編む」三浦しをん

舟を編む三浦しをん 読書
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りんごチャン
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三浦しをんさんのオススメ小説が知りたいな♪

みかんマン
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「舟を編む」を読んでみては?

こんにちは、みかんマンです。

三浦しをんさんの「舟を編む」を知っていますか?

2012年の本屋大賞受賞作、2015年に文庫化された作品です。

口コミでは「題材が新鮮で奥深い」「言葉を大切にしたいと思った」「人物描写が鮮やか」といったものがありました

映像化されたので知っている人も多いかと思います

舟を編む」の魅力は

  • 辞書制作に情熱を燃やす、愛すべき変人たち!
  • ほのぼので不器用なラブストーリー
  • 言葉のもつ魅力を丁寧に描く!

私はこの作品を読まず嫌いで避けていました

「辞書づくり」

「タイトルが国語の教科書に載っていそう」

そんな勝手なイメージで読まずにいたことを深く後悔しました…それくらい魅力的な作品です!

私と同じように「読もうか迷っていた」「タイトルだけ知っている」という人はこれを機にぜひ読んでみてはいかがでしょうか?

みかんマン
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読まず嫌いを後悔!ほのぼのand真剣「舟を編む」三浦しをん

「 舟を編む」ってどんな本?【あらすじ】

あらすじを紹介します

玄武書房に勤める馬締(まじめ)光也は営業部では変人として持て余されていたが、新しい辞書『大渡海』編纂メンバーとして辞書編集部に迎えられる。個性的な面々の中で、馬締は辞書の世界に没頭する。言葉という絆を得て、彼らの人生が優しく編み上げられていく。しかし、問題が山積みの辞書編集部。果たして『大渡海』は完成するのか──。言葉への敬意、不完全な人間たちへの愛おしさを謳いあげる

Amazon公式サイトより

辞書づくりに関わる馬締(まじめ)さんを中心に奮闘する物語です

時間もお金もかかる、辞書づくり

こんな世界があるのかと興味深く読み進められました!

三浦しをんさんってどんな人?

著者の三浦しをんさんについて紹介します

  • 1976年東京生れ。
  • 2000年、書下ろし長編小説『格闘する者に○(まる)』でデビュー。
  • 2006年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞受賞
  • 2012年『舟を編む』で本屋大賞受賞
  • 基本的に本は寝っ転がって読んでいる
  • ほかに『むかしのはなし』『風が強く吹いている』『きみはポラリス』『愛なき世界』
  • エッセイ集に『乙女なげやり』『悶絶スパイラル』『本屋さんで待ちあわせ』などがある
りんごチャン
りんごチャン

私も寝っ転がって本を読むよ!

「まほろ駅前多田便利軒」シリーズは映画化、ドラマ化もされた人気作ですね!

「舟を編む」の感想

辞書編纂

舟を編む」を読んだ感想を一言で言うと「情熱的!」でした

りんごチャン
りんごチャン

熱血お仕事小説なんだね〜

そもそも辞書づくりが未知の世界でしたが、そこに関わる人たちの情熱がすさまじいです

常にカードを持ち歩き、気になる言葉があればすぐにメモを取る、人生を辞書に捧げた先生

社交性に欠けるものの、地道な作業をコツコツ重ねて仕事に打ち込む主人公

製紙会社も全力で「大渡海」に相応しい「紙」を作り上げます。薄さにこだわるのはもちろん、色やめくりやすさ、独特のぬめり感を出すために長い年月を馬締たちとともに歩んできました

serious man

序盤に前任者から馬締に語られる、辞書の名「大渡海」の由来が語られる場面はとてもカッコいいです

ひとは辞書という舟に乗り、暗い海面に浮かびあがる小さな光を集める。もっともふさわしい言葉で、正確に、思いをだれかに届けるために。もし辞書がなかったら、俺たちは茫漠(ぼうばく)とした大海原をまえにたたずむほかないだろう

海を渡るにふさわしい舟を編む

馬締たちの辞書「大渡海」が完成するときは、ずっと読んできた私も達成感がありました


また、同僚の西岡の視点で語られる場面も印象的です。西岡はちょっとチャラくて社交的。主人公の馬締とは正反対の人物です。

辞書に魅入られた人々はどうも西岡の理解の範囲からはずれる。(中略)一種狂的な熱が、彼らのなかには渦巻いているようだ。かといって、辞書を愛しているのかというと、ちょっとちがうのではないかと西岡には感じられる。愛するものを、あんなに冷静かつ執拗に、分析し研究しつくすことができるだろうか?憎い仇の情報を集めまくるに似た執念ではないか。

なるほどと思う分析です。一歩引いた立場から見た描写で、彼らの辞書にかける並々ならぬ思いが伝わってきます。

同時に、西岡はこうも考えます

なぜそこまで打ち込めるのか、謎としか言えない。見苦しいとさえ思うときがある。だけどもし俺に、まじめにとっての辞書にあたるようなものがあったら。西岡はつい、そう夢想してしまうのだった。きっと、いまとはまったく異なる形の世界が目に映るのだろう。胸苦しいほどの輝きを帯びた世界が。

表面的にはチャラく映る西岡が、どこかで嫉妬のような憧れを馬締たちにもっている姿がとっても人間らしいなと印象に残る場面でした

りんごチャン
りんごチャン

そこまで熱中できること、あるかなぁ…

みかんマン
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みかんマンはりんごチャンに夢中!

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最後に

出版社

三浦しをんさんの「舟を編む」は、辞書づくりに関わる人たちを丁寧に描いた、熱血お仕事小説ながらもほのぼのと読みやすい作品です。

とってもおすすめの1冊なので、まだ読んでいない方はぜひ読んでみてください!

今回の紹介は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました!

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